4月末、長野県長野市にある、善光寺の御開帳という一大イベントに行ってきました。
しかし私は全然信仰深い仏教徒とかではないです!
なのでふら〜っと行ってふら〜っと帰ってきたようなものですが、7年に1度しかないと聞いて、これを逃せば今後一生いくまい!と思い行くことになりました笑
善光寺の御開帳とは?
その前に善光寺の御開帳ってなんぞや?って人もいると思います。
簡単にいうと、絶対に見られない物を、7年に1度見られるイベントです。
これだけでは語弊があり、方々から非難轟々(韻)だと思うので、詳しく説明します。
善光寺のご本尊は、「一行三尊阿弥陀如来」というんですが、これは絶対に人目に触れない秘仏なのです。
絶対に人目に触れてはいけないので、それを模して作られた「前立本尊」というものがあるのですが、本来であればこれすらも見られない。
何もない日にふら〜っと善光寺に行っても絶対に見られない。
これが見られるのが、7年に1度の御開帳なんです!!
こう書くといかに貴重なイベントなのかわかってきますでしょうか?
私は仏教徒ではないのであまりわかりませんが。
長野駅から旧北国街道を行き仲見世通りまで
やってきました長野駅。
写真右側からは善光寺の大門前までのバスが出ているんですが、結構人が乗っていましたね。
私は善光寺から長野駅前にまっすぐ伸びる旧北国街道を歩いていきました。
旧北国街道も大門前までは正直そんなに人通りはなかったが・・・・・疲れた!
長野って山なんです。
調べると長野駅前は標高約362mなんですが、大門前まで行くと約381m(国土地理院アプリより)でした。
距離で言うと約1.3kmなので、100m進んで1.45m標高が高くなる計算。
あれ?そうでもないじゃん?と思いますが、
こちら長野駅前から約700mほど歩いた地点から大門前までの経路です。
ここ間の距離が約750mで、標高差が約16mなので、100m進んで大体2m標高が上がる計算。
途中からぐっと坂道感が強くなります。
例えば100m先に立ってる2mの人間を見たら、ある程度高いなとか感じると思うんですよね。
その高さを、その人間のところに行くまでに超えるくらいの坂道と考えると、疲れてきませんか?
疲れてきたでしょう?
途中の枝垂れ桜?だけが癒しでした。
そんなこんなでようやっと大門前まできたわけですが、この辺りから徐々に混雑してきます。
混雑して疲れたので、ちょうど昼時なのでお昼にしました。
これは七味唐辛子で有名な八幡屋礒五郎本店の奥にある、横町カフェのグリーンカレーです。
八幡屋礒五郎ってすごい人気で、店内に行列ができてるんですよね。
ここの七味唐辛子は、日本三大七味の1つらしいです。店内の混み具合にも納得。
(この七味見たことある!と思った方、実はご利益たっぷりな善光寺の目の前に本店を構えています)
なので奥にある横町カフェはあまり気づかれないのか、見えないのか、昼時でも待つことなく入れました。
意外と穴場かもしれません。
こちらのグリーンカレー、山椒が効いていて美味しかったです。
テーブルの横には数種類の礒五郎のスパイスがあって、自由にかけていいみたいです。
香辛料好きな方は是非。
さていよいよ大門ですが、善光寺には大きな門が2つある。
まず最初に左右に仁王像がお出迎えの仁王門、その奥に仲見世通りがあり、次に重要文化財にもなっている山門があります。
上の写真は仁王門前の様子。いよいよ混雑が。この混雑の中奥に見える仁王門をくぐると、
仲見世通りが!
東京の浅草の仲見世もいいですが、善光寺の仲見世は背後に控える地附山の光景も含めて、ああ昔ながらの門前町の賑わいだなあ、と風情がありますよね。
実は御開帳前の3月末にも一度善光寺を訪れていて、同じような混雑だったので、仲見世は常に混雑しているイメージがあります。
いよいよ山門と行きたいところですが、山門の手前にある休憩所のような建物の中には牛がいます。
横の柱には「牛に引かれて善光寺参り」って書いてありますが、下の解説文を読むと、全く信仰心のない老婆が、角に布を引っ掛けた牛を追いかけて善光寺まで行ってしまい、いつしか深く信仰するようになった逸話があるらしいです。
そんでこの牛はなで牛と言って、撫でると体調が良くなるんだとか。
山門から本堂へ入り法然小道で帰る
牛も見たのでさて山門、と言いたいところでしたが、何やら規制されている。
なんと丁度浄土宗の中日庭儀大法要中のため本堂前の回向柱には触れない様子。
右の写真の真ん中あたりに白い柱が立っているんですが、これが回向柱(えこうばしら)です。
よーくみるとこの回向柱から白い紐が本堂に向かって伸びているんですが、この紐が中の前立本尊の右手から伸びる金糸に繋がっています。
つまり、この回向柱に触れることは前立本尊に触れるのと同じこと。如来様とありがたいご縁が結ばれるということなのです。
それだけ調べて触りに行ったのにまさか触れないなんて・・・。
まあ触れない物をずっと眺めていても仕方がないので、本堂の周りをぐるっと周り敷地外に出ることに。
すると何やら趣のある石畳が、歩いてみました。
後で調べて知ったんですが、善光寺七小路の中の、法然小路という道だそうです。
右も左も宿坊だらけ。
どの宿坊にも〇〇様、〇〇様と泊まるであろう人の名前の書かれたボードが置いてありました。
イスラム教徒の義務として、一生に一度は聖地巡礼しなさいというのがありますが、なぜかそれを思い出しました。
宿坊に泊まるような信仰深い方は、やはり7年に1度という善光寺の御開帳は一度は見ておきたいイベントなのでしょうか。
特にこの日は浄土宗の中日庭儀大法要があったので余計人が集まっていたのかもしれませんね。
そんなこんなを思いながら帰路につきました。
長野大好きです、また行きたいと思います。
番外編〜ビーナスライン
午後からはもう1つ行きたかった景色が綺麗と噂のビーナスラインを走りました。
主にドライブですので写真は少なめです。景色が綺麗だってのにすいません!!
ビーナスラインは茅野市から蓼科山、霧ヶ峰をめぐり、最後に標高2,000mの美ヶ原高原美術館へ向かう道です。
本来であれば茅野市から徐々に登って行って景色を楽しむドライビングロードなのですが、長野市から向かった為、いきなり美ヶ原高原美術館まで駆け上がり、茅野市に向かって下るという逆ルートで行きました。
こちらは美ヶ原高原美術館の駐車場からの眺め。曇っていましたが、晴れてれば景色はとてもいいそうです。
一番長めがいいと思ったのは、霧ヶ峰富士見台からの景色でした。
この辺りは高原になっていて、車を降りて少し歩けたりするんですよね。
少しふらふらしましたが、気持ちがよかった。
ちなみにこちらは長野市のゲーセンでゲットした徳用しっとりチョコ。
標高1,800mくらいだったかな?めちゃくちゃ膨れ上がってました。
中身も本当にこのくらい詰まってたらいいのに・・・笑
これが運転中の眺めです。助手席の交際相手の方に撮ってもらいました。
本当高原を走るのはすごい気持ちいい!よく車のCMって山道だったり草原だったりを走り抜けるCM多いじゃないですか?まさにそんな気分でした!
途中には鹿の大群が前方を横切るなんてこともあったりして、本当自然を感じて面白かったです。
是非、ドライブ好きな方は行ってみてね。
おわり。