念願の同棲を始めたはいいが、最初は楽しい同棲も、徐々に会話が減ったと感じることはありませんか?
会話が減るって、相手が何をどのように考えているか分からないし、不安ですよね。
実はこれ、ほとんどの同棲中カップルが通る道だと私は思っています。
今回は、同棲中カップルの会話が減る理由とその解決方法、そして会話が少なくなったと感じた時に大切にしたい、同棲する上での考え方をあなたにお話しします。
何故同棲をすると会話が減るのか?
付き合い初めは沢山会話をして楽しかった2人も、同棲を始めると徐々に会話が減ります。
これは、あなたと付き合っているという事が非日常から、日常に変わっていってる証拠だと思います。
非日常とは?
別々に暮らしていても、デートの約束して、毎週末楽しく過ごしてというのが相手の日常だったはず。
非日常という程現実離れした過ごし方でもなかったよと思うかもしれません。
しかし、相手は毎週末あなたと会えるのを楽しみにして、その時は悩みや不安なども忘れて全力で楽しもうとしていたはずです。これはあなたも同じのはず。
この事自体が、週の大半を仕事などで過ごす人にとっては非日常で、その為会話も弾んで楽しかったという思い出が多いと思います。
確かに、早く週末になれって思ってたな〜。
日常になると会話が減る理由
では何故、同棲を始めて付き合っている事が日常になると会話が減るのか。
言い方を変えると、同棲を始めるということは相手と日常を共にするということです。
ところが相手は日常でも、毎週末のデートの時のように楽しくおしゃべりして過ごせるかというと、そうはいきません。
理由はいくつかあります。
仕事や生活での疲れ
仕事が大変な時、悩みがある時など、自宅に帰るとドッと疲れがくることありませんか?そのうえ家事も分担するとは言え、仕事終わりにやるとなると結構疲れるものです。
そう言った時は、例えあなたと一緒に過ごしているとはいえ、元気に会話するのが難しく、生返事になってしまうこともあるかもしれません。
本来はあまり口数が多くない
もしかすると相手は本来は口数の少ない方なのかもしれません。
たまに会う時には、積もる話もあり、またデートの行き先によっては話題に事欠かず、楽しく話ができていたかもしれません。
しかし相手の普段の日常は、口数が少なく、話さない方が楽な場合があります。
そうなると、徐々に同棲生活が長くなるにつれ、最初に比べて会話が少ないなと感じることもあるかもしれません。
マンネリ化してしまう
日常を共にするということは、当たり前ですがあなたと過ごす時間が多くなります。
次第に生活に新鮮さを感じなくなっていき、同棲開始直後ではつい話したくなるような事でも、しばらくすると、わざわざ言う事でもないなと思ってしまっているかもしれません。
本来は話さなければ分からないことも、その関係性に頼ってしまい、話し合いを怠っている可能性もあります。
確かに、私も常に元気なわけじゃないし、会話したくない時は「察して」と思う事あるな。そもそも実家でもそんなに家族と会話する方じゃなかったしね。
マンネリに関しては、同棲7ヶ月過ぎたあたりの所感でちょこっと書いています。
会話を増やす方法
では会話を増やすにはどうしたらいいのか。
共通の趣味を見つける
例えばあなたの好きなことを相手と一緒にやってみたり、逆に相手の好きなことについてあなたも興味を持ってみるといいかもしれません。
うまくお互いが興味を持てば、お互いが好きなものであるため会話も盛り上がり、楽しい会話が期待できます。
相手の好きなことを聞くだけでも、相手は楽しそうに話してくれるかもしれませんし、また何かを新しく始めようとしているなら、一緒に始めてみるのもいいと思います。
毎日の献立や週末の過ごし方などを相談して決める
共同生活ですので、2人のことを2人で決めるのは当然です。
ふとした時に、「今日のごはんどうする?」や「週末どこかいきたいところある?」など聞いてみましょう。
勿論、あなたから「〇〇がいいと思うんだけどどう思う?」など主張してみてもいいかもしれません。
週末の過ごし方に関してはこちらの記事で書いていますので、是非見てみてください。
挨拶はもちろん些細な事でも伝えてみる
これはとても大切なことですが、「おはよう」「ただいま」などの挨拶は欠かさず言いましょう。
そこからその日の天気や、仕事が大変だった等、別の話題に繋がることもあると思います。
また会話は必ずしも盛り上がらなくても良いと思います。
本当にどうでもいい、例えば「今日自動販売機に100円吸い込まれてジュース買えなかった…!」とかでも、相手は意外な反応を見せてくれるかもしれません。
無理して盛り上がる話題を探す必要はなく、むしろどうでもいい話題を気軽に話せるのが同棲のいいところです。
同棲をする意味を2人で再確認する
上に書いたような、話題を見つけて会話をすること自体はさほど難しくはないように思えます。
ですが皆さんはすでにやっていて、それでも相手からの反応が薄く困っているのかもしれません。
そういった時は、同棲でコミュニケーションをする意味を相手と一緒に再確認する必要があるかもしれません。
何があろうとコミュニケーションを怠って良い理由にはならない
そもそも皆さんは何故同棲を開始したんですか?
先を見据えていない同棲なら論外ですが、結婚を前提に考えているのならば、結婚後果たして2人で協力して生活していけるかどうかを見るための同棲だと思います。
2人で協力して生活していくためには、コミュニケーションが欠かせません。
ろくに話し合いもしないで、同棲だけ続けている仮面同棲のようなことを続けていても、折角同棲している意味はありません。
そして、一番最初にお伝えした、
- 仕事や生活で疲れている
- 元々無口な性格
- マンネリ化してしまった
などの理由は、一見同棲生活が問題なく送れているとしても、決してコミュニケーションを怠って良い理由にはなりません。
むしろ、積極的にコミュニケーションを図り、付き合いが長くなればなるほど、遠慮なく「しっかり伝えられる」「ちゃんと確認ができる」円滑な関係を目指す必要があります。
もちろん、相手の状況を鑑みて「今は1人にした方がいい」「無理に話しかけるべきではない」という時もあるかと思います。
そうではなく、相手がコミュニケーションを避けているように感じる場合は、腹を割って同棲の意味について再確認の為話し合うことが必要です。
日々の挨拶や他愛ない雑談はコミュニケーションの潤滑油
コミュニケーションが不足してくると、いきなり「コミュニケーションの意味」という大きな話題は切り出しにくいかもしれません。
そこで、会話を増やす方法で最後に書いた「挨拶」や「他愛ない雑談」がとても大切になります。
挨拶は本来、一定の人間関係を維持するための言葉です。
「おはよう」「おかえり」などの挨拶は、会話の切り口になることは勿論、笑顔で一言交わすだけでも、相手への最低限の気遣いになります。
また特定の話題を作るのではなく、日々の他愛ない雑談は、お互いに話しかけやすい環境を作るためにとても大切です。
この最低限の気遣いと日々の雑談で話しかけやすい環境ができていれば、2人で話す必要のある話題も切り出しやすくなります。
逆にお互い挨拶すらしなくなってしまった場合は要注意です。
ディスコミュニケーションには要注意!!
ちなみに、上記のような、会話によるコミュニケーションの欠如や意思疎通ができていない状態を「ディスコミュニケーション」と言います。
この状態になると、次第に気持ちのズレが生じ、同棲解消や、最悪喧嘩別れということになりかねません。
同棲中にディスコミュニケーションに陥ってしまう要因を挙げると、以下のようになります。
- 付き合いが長くなればなるほど「伝えたつもり」「分かっているつもり」が多くなる。
- 会話の減少からぎこちない状態が続き会話をしにくくなる悪循環に陥る。
- 「何故会話をするのか」が共有できていなければ会話が逆にストレスを生む可能性がある。
それぞれ1つずつ説明します。
付き合いが長くなればなるほど「伝えたつもり」「分かっているつもり」が多くなる
付き合いが長くなればなるほど、「伝えたつもり」もしくは「分かっているつもり」が多くなります。
マンネリ化してしまうのところでも書きましたが、関係性に甘えてしまうんですよね。
しかしこれは同棲の目的から言えば逆行している状態です。
恋人同士とは言え他人なので、相手の心のうちを100%理解することは不可能です。
付き合いが長くなればなるほど、遠慮なく「しっかり伝えられる」「ちゃんと確認ができる」円滑な関係になるのが理想です。
会話の減少からぎこちない状態が続き会話をしにくくなる悪循環に陥る
コミュニケーションを怠って相手が何も話さないと、相手の気持ちがわからず不安やストレスに繋がります。
すると日々の生活が徐々にぎこちなくなり、相手との溝が大きくなっていきます。
そして、その溝は同棲生活の疲れとなり、同棲生活の解消すらも引き起こしかねません。
これがコミュニケーション不足の怖いところで、不安やストレスからくるぎこちなさが、さらにコミュニケーション不足を悪化させてしまいます。
「何故コミュニケーションをするのか」が共有できていなければ会話が逆にストレスになる可能性がある。
勘違いしがちなのが、会話を増やすことは手段であって目的ではないということです。
そしてその目的とは、言わずもがな「2人で協力して生活していくこと」です。
実は一見何事もなく生活ができていても、何らかのシワ寄せがどちらかに行っていることがあり、それを何とかしてうまく協力し合うためには、会話をしてお互いの本心を曝け出す必要があります。
しかし「ちょっと家事分担大変だけど、相手に負担かけたくはない」とか、「ちょっと嫌なことがあるんだけど言って関係が悪化したらどうしよう」などの気持ちがあるとそれができません。
ですので、お互いに無理なく同棲生活を送るために、意思疎通の手段として会話をするという認識を共有しておくことが大切です。
これを理解せずにただ会話をしたいと思ってするだけでは、時として会話がストレスの種となり得るので注意しましょう。
大切なのは「会話は手段」という意識の共有
気持ちが一番ストレートに伝わる会話はやっぱり大切です。
あなたが会話が少なく不安に感じているのであれば、思い切ってその事について相談をしてみるというのもいいと思います。
もしかすると相手も全く同じことを感じており、あっけなく解決するかもしれません。
同棲相手は、すでにただの交際相手ではなく、人生の伴侶になるかもしれない人です。
常にお互いの意思疎通を図る為に会話はとても大切です。
改めてお伝えしますが、注意したいのは、会話は手段であって、目的ではありません。
最初に書いたように、会話が減った背景には、相手が仕事や生活に疲れている場合があります。
会話が減り寂しいという気持ちばかりが膨らみ、自分本位に無理に相手に会話を強要しないようにしましょう。
同棲はお互いの意思疎通が大切なんだ!会話が減って自分ばかり悲しんでいたけど、相手の気持ちもしっかり考えなきゃな…。
早速今日話してみよう!
会話が減ってしまうのは、同棲を開始し日常を共にする上である程度仕方のない事。
だからと言って会話が少ないままだと同棲生活を円滑に行うことができず同棲解消の可能性も。
会話が減っていても、普段から「挨拶」や「他愛ない雑談」で相手と話しやすい環境をつくり、不安なことや大切なことはしっかり意思疎通を図る。あくまで会話は同棲生活を円滑に行うための1つの手段。